そばの加水
今日は本当に暖かい一日でした。
まだ3月の初旬だというのに・・・
そばの加水がどうも定まらないですねえ。
春になりかけの今の時期と、
秋になりかけの時期。
加水量が変わるという話は以前にしましたが、
そういう次元ではないような最近の陽気。
湿度が高くなれば当然、
粉の状態でも水分を含みやすくなります。
さらに、湿度の影響は加水の段階でも出ます。
昨日も暖かな一日でしたが、今日はさらに、暖かい。
そばを作りはじめて20年近くになりますが、
こんなに定まらないことはかつてないです。
食べる方にとっては、いつもと変わらぬ味を求め、
食するのですから、作り手も毎日が真剣勝負。
これは、何年やってもきっと同じです。
先日の日記とも少しかぶりますが、
同じ味、変わらぬ味を作り続けることって
本当に難しいですし、気を抜くことは出来ません。
時代とともに変化は必要ですけど、
基本は美味しいということですから。
プレッシャーもあり、そのプレッシャーを楽しむということも
作り手には時として必要なのかなと思いました。
そう思うと、加水が定まらないのも、また楽しいものです ^^*