そばの野生祖先種
毎月店に届いてくる【 酒 めん 肴 】という小冊子に
タイトルにもある、そばの野生祖先種の話がのっていたので、
備忘録がてら書きとどめておきます。
そばは栽培植物として知られていることが一般的ですが、
野生植物(野生祖先種と呼ばれるらしい)を1990年に
大西 近江教授という方が発見されたということです。
それ以前は、スイスのドカンドルにより100年以上前に提唱された
ソバは中国北西部アムール川流域・シベリアで
起源していたという説だったそうですが、
中国雲南省永勝県で教授が発見されたそうです。
その特徴としては、葉が少し厚く光沢があって、
花が少し小さく、数も少ないのが栽培そばと異なるようです。
現在のところそれが祖先ということになっているようですが、
もしかしてそのうち新たな発見があるかもしれませんね
野生祖先種は食べられるようなものでもないと思いますが、
現在のような美味しい蕎麦に変貌を遂げてくれたことに
そば屋のオッサンとして感謝します。