そばの重量。
生そばの容量のお話ですが、例えば100gのそばがあるとして、
同じ原料・同じ粉の配合で作った場合に
手打ちそばと、機械打ちのそばを比べたら、
どちらがよりそば粉を使うと思いますでしょうか?
一般的に手打ちそばを作る場合の加水率が
そば粉1kに対して450ccくらいとして、
機械打ちの場合(一般的な麺機)の加水率が300ccくらい。
さて、100gのそばが出来上がりました。
どちらがよりそば粉を使っているでしょうか?
答えは機械打ちですね。
理由は上で述べた通りで、加水率が少ない分、
そば粉の割合が多くなります。
っということは、あくまでも同じ原料・配合で作ったそばの
原価は機械打ちの方が高いということになります。
手打ちそばが高いのは【手間賃】といったところでしょうか ^^;
じゃあ、機械打ちのそばは手間がかからないのかと言えば、
答えはノーです。
一般的な作り方では確かに手間を軽減するための機械ですので、
答えはイエスなのですが、
麺機で良いものを作ろうとすればするほど、
大変手間がかかるんです。
そして、どちらもこなす私の見解としては、
以前も書きましたが、手打ちと機械打ちの差というのは、
麺の締まり具合によるもので、
機械打ちでも、粉合わせ練まで鉢であたれば
むしろ、均一にできる分安定したものが作れるんです。
もちろん、機械の場合は、締めすぎないようにしなければなりませんけど。
ちょっと、重さの話とはそれてきましたが、
一口に、100gのそばといっても食べた時感じる、
量的なものが違ってくるということは実際にあります。
たたですら、そばがちょっと高級化しているご時世。
せめて、お腹一杯食べたいのは蕎麦好きの願いですよね~