そば屋の中台デビュー
中台って、なんでしょう?
そば屋の中で、中枢を成す仕事で、通常はそば屋の
おかみが担当というパターンが多いです。
主に、かつ丼・親子丼などの丼物や
たぬき・カレー南蛮などの種物を作るんです。
従業員の一人に初めてかつ丼の作り方を
教えてみました。
火加減・玉子のかたまり具合など、微妙なさじ加減なので、
教える私も力が入ります〜
ふと教えながら、自分が中台デビューした16年前を思いだしました。
初めての経験で、カチコチになった手で溶き玉子を
落としたのですが、的外れになってしまい、
周りにこぼしてしまった記憶があります。
その後、作り直しお客様に初めて自分の作った料理を
お出しした時は、感動とともに、
『本当に自分の作った料理が食べてもらえるのだろうか?』
という、不安にかられたのがついこの間の出来事のように
頭のなかを駆け巡りました。
きっと、今日始めて作った従業員もいつの日か、
今日の日のことを思い出してくれると良いな〜
と、教える私もついつい力が入ってしまいました。
従業員“I君”!
修行の道のりは長く険しいけど頑張れ!
心の中でまたまた、叫んでいる私が
そば屋の中台にいます。